「子どもが生まれたら、資産形成なんて後回しになるんじゃないか」
——妻の妊娠がわかったとき、正直そう思っていました。
娘が生まれて1歳になった今、実際にサイドFIREを目指しながら子育てをしてみて感じるのは、「工夫次第で両立はできる」ということです。
この記事では、28歳の夫・29歳の妻・1歳の娘という3人家族の我が家が、
子育てと資産形成をどう両立させているのか、リアルな工夫を紹介します。
「子どもがいると資産形成は無理なのでは」と感じている方の参考になれば嬉しいです。
結論からお伝えすると、我が家は娘が生まれてからも投資額をほぼ変えずに続けられています。
特別な才能や高収入があるわけではなく、
「仕組み化」と「夫婦での優先順位づけ」でなんとか回している、というのが実情です。
この記事では、その具体的な中身まで踏み込んで紹介していきます。
子育て世帯がサイドFIREを諦めがちな3つの理由

まず、なぜ子育て中の家庭ほどサイドFIREを諦めやすいのか、3つの理由を整理してみます。
1.時間がない
授乳・寝かしつけ・夜泣き対応など、まとまった時間が取りにくくなります。
家計の見直しや投資の勉強に時間を割く余裕がなくなるのは当然です。
2. お金がかかる
ベビー用品、ミルクやおむつ代、将来の教育費など、支出項目がどんどん増えていきます。
「貯蓄に回すお金が減った」と感じる家庭も多いはずです。
3. 情報が少ない
資産形成やFIREの情報発信は独身・DINKS向けが多く、
「子育てしながらのリアルな両立方法」を紹介しているブログは意外と少ないのが現状です。
我が家も例外ではなく、この3つの壁にぶつかりました。
それでも今のところ、資産形成のペースを大きく崩さずに続けられています。
その理由を、次から具体的にお話しします。
1歳児家庭のリアルな家計・投資配分

まず前提として、我が家の現在(2026年7月)の資産は夫婦でおよそ2900万円(インデックス投資信託2500万円+現金350万円)です。
この資産形成の経緯は、以前の記事で詳しく紹介しています。
40代サイドFIREを叶える資産形成戦略。2000万円からの道のり
娘が生まれてからも、毎月の投資額(つみたてNISA・特定口座での積立)は基本的に変えていません。その代わり、ベビー用品や生活費の見直しを行い、
「投資に回す分は先に確保し、余った分でやりくりする」という順番を徹底しています。
正直、現金の余裕は以前より減りました。
ただし、これは想定の範囲内。
教育費が本格的にかかるのはもう少し先なので、
今は「資産形成を止めないこと」を最優先にしています。
参考までに、娘が生まれてから増えた月々の主な支出はこのような内訳です。
- ミルク・おむつなどの消耗品:約1万円
- ベビー服・育児グッズ(変動あり):数千円〜1万円程度
- 予防接種・通院関連の費用:不定期で数千円〜
- 教育費積立(新規で追加):月1万円
合計すると月3〜4万円ほど支出が増えた計算になりますが、
その分は先述の固定費見直しと、外食やレジャー費用の見直しでほぼ相殺できています。
「増えた分を、別のところで吸収する」という発想が、投資額を維持できている一番の理由ですね。
子育てと資産形成を両立するためにやっている3つの工夫

時間もお金も限られる中で、我が家が実際にやっている工夫は次の3つです。
あわせて通信費や保険料などの固定費も、子どもが生まれる前に一通り見直し済み。
格安SIMへの乗り換えと、不要な保険の解約だけで月1万円以上のコストダウン。
子育てで忙しくなる前に「自動化」しておいたことが、今かなり効いています。
以前は「まとまった時間がないとできない」と思い込んでいましたが、
実際には15〜30分あれば、投資状況の確認や記事の下書きくらいは十分進められます。
まとまった時間が取れなくても、「毎日少しずつ」続けることを意識するようになりました。
用途を分けることで、「教育費のためにサイドFIRE資金を切り崩す」という事態を防ぎやすくなるのが最大のメリットです。
金額を明確に分けているからこそ、「今月は投資に回しすぎた」「教育費が足りない」といった不安も減りました。
教育費とサイドFIRE資金、どちらを優先する?

子育て世帯からよく聞かれるのが、
「教育費とサイドFIRE資金、どちらを優先すべきか」という質問です。
我が家の結論はシンプルで、
「教育費は最低限を先に確保し、それ以外は資産形成を止めない」
というスタンスです。
教育費は必要な時期がある程度決まっているため、
専用口座で先取りして確保。
その上で、余力をサイドFIRE用の資産形成に回しています。
どちらか一方をゼロにするのではなく、
「優先順位をつけて、両方を細く長く続ける」
というのが、子育て世帯には現実的だと感じています。
夫婦で価値観をすり合わせる重要性
ここまで紹介した工夫は、実は夫婦でしっかり話し合ったからこそ実行できているものです。
「教育費はいくら確保するか」
「投資額を減らさないためにどこを削るか」
といった判断は、夫婦の価値観がズレていると揉める原因になります。
我が家がサイドFIREを目指す中で気づいたリアルな悩みや、
夫婦の話し合いについては、こちらの記事でも紹介しています。
【子あり夫婦のリアル】サイドFIREを目指して気づいた「現実的な進め方」全部話します
これから子育てと資産形成を両立したい人へ
「今は投資どころではない」という時期があっても、それは決して失敗ではありません。
大事なのは、余裕がない時期でも「ゼロにしない」ことだと感じています。
金額が少なくても積立を止めずに続けていれば、
育児が落ち着いたタイミングでまたペースを戻すことができます。
また、我が家のように資産の一部を教育費専用に分けておくと、
「今の投資はサイドFIREのため」
「こちらは子どものため」
と目的がはっきりし、精神的な安心感にもつながります。
目的別に口座やファンドを分けておくのは、子育て世帯には特におすすめしたい工夫です。
まとめ
子育てをしながらのサイドFIREは、たしかに独身時代より難易度は上がります。
それでも、
「固定費の自動化」「スキマ時間の活用」「教育費専用の積立」
といった仕組みを先に作っておくことで、無理なく両立していくことは十分可能です。
我が家もまだ道半ばですが、娘と一緒に国立公園を巡るという夢に向けて、
これからも少しずつ資産形成を続けていきます。
同じように子育てと資産形成の両立に悩んでいる方の、何かヒントになれば嬉しいです。




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